The Future of Darkness. 神が投げた賽を誰が投げた匙で打つ

記事の内容はパラレルワールドでの出来事です。実在しないかもしれないし全部ウソかもしれません。ダウジングや鉛筆転がし、タロットや占い系故障診断が得意です。

オースチン・ヒーレー・スプライトのハブ修理。

さて、予告通りにスプライトのハブ修理です。
016ah.jpg
車が古くなると、ハブにガタが出る場合があります。なんだかハンドルに遊びが多くなったり、
タイアが偏摩耗したりしませんか?また、結構気がつかなかったりもしますので、心配な方は
定期点検をお勧めします。
さて、車検の時には当然足回りのガタ等は点検します。ここで見落とす整備士はいけませんね。
さて、それではガタを発見しました。ですが、ここはハブの他に、上下ボールジョイント、
タイロッドエンド、タイロッド、ステアリングラック、ハブベアリングの他にもガタが出る要素は幾つか
あります。それぞれ見分け方があるのですが、あえて書きません。最近は安易にネット上の情報を
元に、車を弄ってしまう方が多いからです。
話が逸れましたが、この車両はハブベアリング部でガタがありました。テーパーローラベアリングでは
プリロードの見直しでガタが無くなったりします。ですが、これも正しい組み付け方があります。
この車の場合、ベアリングはボールベアリングでした。それではハブベアリングを
交換すれば直る筈ですので、部品を注文しましょう。と、此処までは普通の整備士です。
もう一歩踏み込んでみましょう。
017ah.jpg
ベアリングは、ベアリングの受け部の精度も重要です。此処がしっかりしていないと、ベアリングの
アウターレースが回ってしまうからです。アウターレースが回ってしまうと、発熱し、グリースが流れ、
ベアリングが焼きつき破損となります。同時にスピンドルも点検しましょうね。
018ah.jpg
案の定、ベアリング受け部にガタがあり、アウターレースが回っていました。それではハブも注文!
となりますが、悪いことに本国オーダーです。しかも納期未定。さあ困りましたよ。どうしましょうか?
素直に注文して、届くのを待ちますか?或いは、無かったことにして、そのままベアリングを組む?
或いは直せないとお客様に言って諦めてもらいますか?部品が出るのが当たり前な国産車ばかり
だったり、ディーラー経験しかなかったりするとこんな時困ってしまいますね。幸いなことに(?)
こんな経験は今までにもあるので動じません。ではどうしたか、というと、現物を修理します。
その方法には幾つかありますが、私がベストだと思うのは、肉盛りして内径を小さくすることです。
言うのは簡単ですが、相手は鋳物のハブです。普通の会社では出来ない作業でしょう。
当然当社もできません。ですが、こんな作業をしてくれる業者を知っています。持ち込んで検討して
頂いたところ、ブロンズ肉盛りをして、その後最適な寸法に削り直してくれるそうです。
002ahs.jpg
出来上がりがこれ。作業も短期間ですし、価格も安く済みました。本国から取り寄せるよりもとても
良い結果となりました。こういうのは最終的にお客様への請求額に反映されますので、
このような対処法が喜ばれるかと思います。
そんな訳で、無事に修理できましたが、この業者と、この修理法は私が修業時代に知り得た物です。
こういった修理方法を知っている、知っていないが整備士としての財産だと思いますし、こういう物を
NowHowと言うのだと思います。もしも私が新品部品の交換しかできない国産ディーラーの整備士
だったらこんな時どうしていたでしょうか?当然、国産ディーラーにはこんな素敵な車は入りませんが、
国産車だって何時までも部品の供給があるわけではありません。そうなった時に、やはり買い替えを
勧めるのですかね?
今回紹介した修理法は、施工業者を教える事は出来ませんが、同様のお悩みをお持ちの方、
是非当社までご相談ください。

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  1. 2008/07/30(水) 13:15:10|
  2. 輸入車イギリス
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